弘法大師 空海は全く尊敬に値しない人物であること

世間の評価

弘法大師、空海を好む人は多い。
現代でもとかく人気がある。

ただ、人気があるからといって本当に尊敬すべき人物であるかは別だ。
僧侶などの宗教家を好き嫌いで選んではいけない。
ただ、その人の言っていることが理に適っているか、行っていることが正しいかどうかで選ばないといけない。

確かに、空海は各地で奇蹟を行ったとして讃えられ魅力的に映ります。
しかし、その人気も無駄に美化されており、脚色が多く、不自然に持ち上げられている感が否めません。

対して、日蓮を好む人は少ないです。
世間の日蓮への評価は厳しく、「正邪の判断をし過ぎだ!」「過激だ」「独善的だ」といって批判や悪口を加えられることが多いです。
その影響もあってか、日蓮の教えを用いる人は少ないです。また、誤解も多いです。

しかも、巷の「日蓮を敬っている」という人は、たいてい創価や顕正会などの組織の息がかかっている者であり、組織の言いなりになって洗脳されているだけで、純粋に慕っているわけではない。
これらは日蓮をしく敬っている偽物の集団である。

しかし、ここで一旦世間の批判や邪な崇拝を脇に置き、そのフィルターを取り外して自分の目で実際に日蓮の文書を読んでみると、その教えは非常に合理的で、釈迦の言葉、経文に忠実であることが分かりました。
全く過激でないのです。全て的を得ているのです。
逆に、世間のほうが彼に対して無理解で、悪口雑言を並べただけなのが分かります。
その評価は的外れなものばかりで、彼の表面的なことしか見えておらず、真意を理解できていない人が多過ぎます。

要するに、日蓮だけが釈迦の教えに忠実だったのです。
日蓮だけが純粋に経文を尊重しているのです。

許されない空海の法華経誹謗の発言

空海がどんなに素晴らしい人物で偉業を残して讃えられていたとしても、彼は重大な過ちを犯しています。
空海は真言宗を立てて真言の教えを弘めたのは皆さんもご存じでしょう。

釈迦は晩年、自分の説いた教えの中では「法華経が最高の経典である」と言い残しました。
法華経を一番褒めています。法華経を絶賛しています。これが釈迦の本意であり核心なのです。
真言はそこまで評価しておらず、二の次、三の次に置いています。
それに対し、空海は真言を第一とし、法華を二の次、三の次として位を貶(おとし)めています。

釈迦と空海の判断はここで相違します。
どちらを用いるべきでしょうか?
仏教徒なら、何ごとも釈迦の言葉、釈迦の判断を基準にしなければなりません。
となると、空海の判断は釈迦の意思に逆らっていることになります。

そうです。空海の最大の過失は、最高の経典である法華経を第三と見下してしまったことです。
彼は仏教の肝心な部分で判断を誤っているのです!

空海がどんなに魅力ある人物だったとしても、法華経を真言より下す判断は決して許されるものではありません。
釈迦の本意に逆らってしまった限り、受け入れることはできないのです。尊敬に値しないのです。

空海が好きな人たちは、法華経を疎かにしてしまいます。
それは空海が法華経を大事にしなかったからです。
釈迦の教えよりも空海の教えを尊重するならその時点で仏教でなくなります。「反釈迦」になってしまいます。

これは空海への私の悪口ではありません。空海の発言が法として然り、なのです。
空海は尊敬するべき僧ではなく、法華経に敵対してしまった悪僧として叩いてこそ価値のある人物なのです。

日蓮が正統である理由

日蓮は空海を個人的に嫌ったり嫉んだりしていた訳ではありません。
空海の教え、その発言を、経文に照らし合わせて考察すると、明らかに釈迦の教えに背いている箇所、反釈迦の思想が見受けられたので、遠慮なく非難したのです。
「空海は法華経を蔑ろにして釈迦の意思に反している。真言は亡国だ!」と。
排他的に映りますが、釈迦の意思に忠実だっただけです。

もし空海が、釈迦と同じく法華を最第一として真言を補助的なものとして弘めたのなら、日蓮も空海を叩かなかったでしょう。私も空海を信用します。
しかし、空海は仏法において一番重要な判断を誤り、釈迦の教えに背いてしまったから用いることができないのです。

日蓮はあくまで釈迦の教え、経文を尊重されていました。
つまり、自分の考えではなく釈迦の判断を基準にして答えを導いたということです。
それがかえって独善的に見えますが、むしろ最も合理的で賢く、一番釈迦の教えに忠実だったのです。
釈迦の教えを正統に受け継いでいるといえます。
だから、日蓮は本物、空海や道元は偽物なのです。

日蓮は自分だけが絶対正しいという独善主義に陥っていたのではないのです。
理解が不十分な人、彼の真意を掴めない人は、それが独善的・排他的にしか映らなくて様々な誤解を生んでしまうのです。

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