人物 慈覚大師とは(2) 慈覚大師事 弘安三年(1280.正・27)鵞眼三貫・絹の袈裟一帖給了んぬ。 法門の事は秋元太郎兵衛尉殿御返事に少々注して候。御覧有るべく候。 何よりも受け難き人身、値ひ難き仏法に値ひて候に、五尺の身に一尺の面あり。其の面の中三寸の眼二つ... 2024.10.09 人物
人物 慈覚・智証大師とは 日本国は慈覚大師が大日経・金剛頂経・蘇悉地経を鎮護国家の三部と取って、伝教大師の鎮護国家を破せしより、叡山に悪義出来して終に王法尽きにき。此の悪義鎌倉に下って又日本国を亡ぼすべし。<中略>慈覚大師は法華経と大日経との勝劣を祈請せしに、以箭射... 2024.10.09 人物
女人 女人について(4) 千日尼御前御返事 弘安元年(1278/07/28)弘安元年太歳戌寅七月六日、佐渡の国より千日尼と申す人、同じ日本国甲州波木井郷の身延山と申す深山へ、同じ夫の阿仏房を使いとして送り給ふ御文に云く 女人の罪障はいかがかと存じ候へば、御法門に法華... 2024.10.09 女人
人物 弘法大師とは 弘法大師云く 第一大日経・第二華厳経・第三法華経と能く能く此の次第を案ずべし。仏は何なる経にか此の三部の経の勝劣を説き判じ給えるや。もし第一大日経・第二華厳経・第三法華経と説き給える経あるならば尤も然るべし。其の義なくんば甚だ以って依用し難... 2024.10.09 人物
人物 聖徳太子とは 聖徳太子は教主釈尊を御本尊として、法華経、一切経をもんしよ(文書)として、両方のせうぶ(勝負)ありしに、ついには神はまけ仏はかたせ給て、神国はじめて仏国となりぬ『曾谷殿御返事』用明天皇の太子の上宮と申せし人、仏法を読み初め、法華経を漢土より... 2024.10.09 人物
宗義 本尊について(2) 本尊問答鈔 弘安元年九月。五十七歳著。与浄顕房日仲書 問て云く、末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや。 答へて云く、法華経の題目を以て本尊とすべし。 問て云く、何れの経文何れの人師の釈にか出でたるや。 答ふ、法華経の第四法師品... 2024.10.09 宗義
修行 末代の修行方法(2) 第三に正しく末代の凡夫の善知識を明かさば。 問て云く 善財童子は五十余の知識に値いき。其の中に普賢・文殊・観音・弥勒等有り。常啼・班足・妙荘厳・阿闍世等は曇無竭・普明・耆婆・二子・夫人に値い奉りて生死を離れたり。此れ等は皆大聖也。仏、世を去... 2024.10.09 修行
女人 女人について(3) 女人往生鈔 文永二年第七の巻に後五百歳二千余年の女人の往生を明かす事を云はば、釈迦如来は十九にして浄飯王宮を出で給ひて、三十の御年成仏し、八十にして御入滅ならせ給ひき。三十と八十との中間を数ふれば年紀五十年也。其の間、一切経を説き給ひき。何... 2024.10.08 女人
女人 女人について(2) 女人成仏鈔 文永二年提婆品に云く_仏告諸比丘。未来世中。乃至 蓮華化生〔仏諸の比丘に告げたまわく、未来世の中に。乃至 蓮華より化生せん〕。此の提婆品に、二箇の諌暁あり。所謂、達多の弘経は釈尊の成道を明かし、又、文殊の通経は龍女の作仏を説く。... 2024.10.08 女人
真言亡国 真言は国を亡ぼす悪法(5) 真言見聞 文永九年問ふ 真言亡国とは、証文何れの経論に出でたる耶。 答ふ 法華誹謗、正法向背の故也。 問ふ 亡国の証文、之無くば、云何に信ずべき耶。 答ふ 謗法之段は勿論なる歟。若し謗法ならば亡国・堕獄、疑ひ無し。凡そ謗法とは、謗仏謗... 2024.10.08 真言亡国