「天上天下唯我独尊」の正しい意味

天上天下唯我独尊

最近この一句に新しい解釈を持ち出して、
人間一人一人が尊いことを示しているんだよ
とか優し気に語って、この一句に籠められた伝統的な解釈、本来の意味を無視している者がいる。
この解釈は人の情に合わせんがために、自分たちの都合のよい様に飾り立てた狂言綺語に過ぎない。

改めてこの一句の正しい解釈を学びましょう。
インドにお生まれになった釈尊はあらゆる天上の神々(摩醯首羅天マケイシュラテン韋紐天イチュウテン鳩摩羅天クマラテン、及びヒンズー教の神々、天帝、天照大神、ゼウス神、ヤハウェ、アッラー等)と、
あらゆる天下の賢人、聖人と呼ばれる者(孔子、老子、ソクラテス、ゾロアスター、イエス、ムハンマド、天皇陛下等)
の中で、釈迦牟尼こそが最尊、最勝であり、神と人の中に於いて誰一人及ぶ者はいないということを表すのだ。
外道に崇められる神々や聖人を押さえて、釈迦牟尼だけが一切の智慧(全知全能)、無量の福徳を備えた完全無欠な者であり、その智慧、神通、福徳等に於いては何者も及ぶものはいないから、独尊であることを宣言されたのだ。

一体どう考えたら「一人一人が尊い……」とかいう勝手な解釈を持って来られるのだろう。
また、人が独尊なら、その人の説く所の教え(仏教)もまた、独尊・最勝である。
一切世間のあらゆる教え(外道宗教、思想、哲学、学問)も仏教には及ばない。仏教だけが一番優れていて、一番正しいということだ

仏教を初めに学ぶ者は、釈迦がキリストやアッラー等の外道の聖人・神々を押さえて最も尊く、最も勝り、仏教が全ての外道宗教(キリスト教・イスラム教・ヒンズー教等)、思想、哲学、学問の中で一番優れて正しい、最高の教えであることを知らなければならない。

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