宗義

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大乗と小乗について(2)

第三に大小乗を定むることを明かさば。  問て曰く 大小乗の差別、如何。  答て云く 常途の説の如きは阿含部の諸経は小乗也。華厳・方等・般若・法華・涅槃等は大乗也。或は六界を明かすは小乗、十界を明かすは大乗也。其の外法華経に対して実義を論ずる...
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大乗と小乗について

小乗大乗分別鈔  文永十(1273)夫れ小乗大乗の定めなし。一寸の物を一尺の物に対しては小と云い、五尺の男に対しては六尺七尺の男を大の男と云う。外道の法に対しては一切の大小乗の仏教を皆大乗と云う。_大法東漸 通指仏教 以為大法等と釈する是れ...
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摂受と折伏について

夫れ摂受折伏と申す法門は水火のごとし。火は水をいとう。水は火をにくむ。摂受の者は折伏をわらう。折伏の者は摂受をかなしむ。無智悪人の国土に充満の時は摂受を前きとす。安楽行品のごとし。邪智謗法の者の多き時は折伏を前きとす。常不軽品のごとし。譬え...
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本尊について(2)

本尊問答鈔 弘安元年九月。五十七歳著。与浄顕房日仲書 問て云く、末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや。 答へて云く、法華経の題目を以て本尊とすべし。 問て云く、何れの経文何れの人師の釈にか出でたるや。 答ふ、法華経の第四法師品に云く「...
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本尊について

然れば当世の愚者は仏には釈迦牟尼仏を本尊と定めぬれば自然に不孝の罪脱がれ、法華経を信じぬれば不慮に謗法の科を脱れたり。『善無畏鈔』大覚世尊は我等が尊主也。先づ御本尊と定むべし。『善無畏三蔵鈔(師恩報酬鈔)』日本乃至一閻浮提一同に本門の教主釈...
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本迹の法門(2)

委しく一代聖教の前後を検するに法華本門竝びに観心の智慧を起こさざれば円仏と成らず。 <中略> 迹門の大教起れば爾前の大教亡ぼし、本門の大教起れば迹門・爾前の亡ぼし、観心の大教起れば本迹・爾前共に亡ぼす。此れは是れ如来所説の聖教、従浅至深して...
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本迹の法門

法華経の迹門は月の如く、寿量品は日の如し。寿量品の時は迹門の月未だ及ばず。何に況んや爾前の星をや。夜は星の時も月の時も衆務を作さず。夜暁て必ず衆務を作す。爾前・迹門にして猶お生死を離れ難し。本門寿量品に至りて必ず生死を離るべし。 『薬王品得...
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末法の四菩薩について

此の(地涌)千世界の大菩薩の中に四人の大聖まします。所謂、上行・無辺行・浄行・安立行なり。此の四人は虚空霊山の諸大菩薩等、眼もあわせ心もをよばず。華厳経の四菩薩・大日経の四菩薩・金剛頂経の十六大菩薩等も、此の菩薩に対すれば翳眼のものの日輪を...
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地涌千界の菩薩とは

地涌千界の大菩薩大地より出来せり。釈尊に第一の御弟子とおぼしき普賢・文殊等にもにるべくもなし。華厳・方等・般若・法華経の宝塔品に来集せる大菩薩、大日経等の金剛薩こんごうさっタ等の十六の大菩薩なんども、此の菩薩に対当すれば・猴{みこう}の群中...